Monday, May 25, 2009

What is displacede by these categories?


  What is displaced by these categories?
  The chief casualty the straightforward news piece and news w-
  ritten with a few (hard-won, to be sure) new details that does
  not move us significantly past what we already konow......

   全面刷新したNewsweek誌のミッチャム編集長のコラム「世界変革
  に対応する新しいマガジン」の一節で、ご覧のように「これからの我
  が雑誌は、誰でも既に知っている(情報世代の混迷)報道は取り挙げ
  ず、更に深く踏み入った誌面にする」というもので、値段も$1「も」
  上がった。
   TIME, US NewsとこのNewsweekは、ジェフィー・リューブでのオ
  イル交換、病室、公共機関───どこにでも必ず2誌は置いてある、
  アメリカの日常の活字メディアの一とつ。そこに+でPeopleが入れば
  完璧だろう。しかし各社とも経営は危険水域。ミッチャム氏が表現す
  る「情報世代の混迷」の結果、これまでのフレッシュな情報では勝ち
  目はない。なぜなら相手は、見出しと写真だけでニュースというもの
  を判断してしまう世代であって、それ以上を欲せず、考えることもし
  ないという世代に対して、明らかに時間速で遅れている活字メディア
  が抗することは土台無理であって、ならば、それを後追いするのでは
  なしに、一とつの重要なニュースを掘り下げて、多角的に検証する、
  本来のジァーナリズムに復帰しようという目算だと意う。その対象は、
  知識富裕層。つまり知識に置いて混迷世代とは一線を画す、富裕であ
  ってしかも知力の高い層ということになる。LAならブレントウッド
  かベルエアかはたまたヴェニスかウェスト・ハリウッドのネイヴァー
  に特化しようという。報道でも紹介されているように、高質度を目指
  すマガジンを作ろうという方針。我が家にも最新号が送られて来たの
  で、読んでみたが、第一印象は「これでは苦戦するんぢぁないだろう
  か」だった。オバマ大統領への直截インタヴュー、ペロシ下院議長の
  情報既知疑惑ルポ、ブッシュ前大統領の今───などで、大統領イン
  タヴューは、社主がポスト紙だけに、俺は飛ばしてしまい(「私はス
  ポーツ以外にテレヴィは見ない」で十分な回答だから)、読み込んだ
  のは、国際ルポの記事『困難な標的-アフリカ最後の戰争君主-』だ
  った。23年もの間、未だに殺害あるいは逮捕を免れている、ジョゼ
  フ・コニーなる、狂気の男の追跡記事。ウガンダ北部、スーダン南部、
  そしてコンゴで自らを霊媒と称して、数多の拉致と殺害に狂奔する1
  1歳から15歳の少年だけを集めた殺人部隊を用いる男の話なのだけ
  ど、以前であるならこの狂った男の情報だけで終ったことだろう。だ
  が誌面刷新のせいかも知れないが、実はこの狂信的男を支援している
  のが、外ならぬスーダン政府、就中、あのオマル・アル-バシルだとい
  うこと。我が国も含めて国際社会がなぜバシルを訴追しているかの、
  最大の事由はこれでもあるという情報は、読者層の溜飲を下げる内容
  かとは意う。

   だけれど、むぅん、ルポルタージュというものは机上で取材できる
  ものではなく、戦場なら戦場でそこに生き暮らす人々の中に、相当期
  間は入らなければ書けない性格のものであって、そういう意味なら、
  今のジャーナリズムはルポは一部を除いて潰滅的惨状だ。そういう読
  み応えがある報道というのは、今で言うならNATIONAL GEOGRAP-
  HICぐらいなもので、俺は専らそれを読んでいるし、どうせ机上で物
  事の本質にニヒルに迫ろうとするならNEW YORKERを読んでいる。
  そういう意味でならこの刷新はまだ中途半端ではないか───と意う。
  どうせなら写真の類いは極力外して、ほんとうに活字を欲している層、
  そして事象の本質に週刊誌的に迫ろうとする意気込み、そうしたスタ
  イルへの刷新ではないと、悪戯に中途半端で、$1を余計に支払う俺
  等からするとヴァリューというアメリカンの計算機から評価が弾き出
  される。
   さて、そんな新しい週刊誌を読んでいた昨日は、朝のタイムズから
  の購読料金改訂のお知らせのレター。昨年値上げしたばかりぢぁない
  かと、手紙を抜いて読めば、また改訂。日本で月の新聞購読料金は知
  らないが、新しい価格であると、月$62となる。こんな時代がやっ
  て来ようとは───。-:-;;
  まぁアメリカの新聞はよくやっている方だと意う(ル・モンドは遥か
  に重厚)。長大で執拗なルポルタージュ。日本からの報道なら、農村
  や漁村、そして大阪のあいりん地区に生きる老いた人々の絶望、トヨ
  タのお膝元である豊田市での失業の増大とホームレス化してゆく街。
  東京発がない。あの24時間の東京。一とつの巨大な消費欲望都市生
  じる、へんてこで奇妙ながらも、新しいカルチャーを発信しているそ
  のような風俗は報道に値しないのだろう。それよりも、日本の地方の
  余りの落差。これは韓国のソウルと農村、北朝鮮のピョンヤンと農村、
  中国の大都市と農村のアジア的社会のなかで、その突出した落差をそ
  こに見ているんだろうと想像するけれど、非常に読み応えがある。人
  そのもののうめきが伝わってくるようだ。これは小津や成瀬の描いた
  世界をアメリカンがどう受け取るか───そこら辺にも通底するよう
  に覚える。いまアメリカンの知る
  日本は、嘗ての陳腐な日本ではない。日本人よりも日本の地方に委し
  いんぢぁないかとさへ意う。それだけ日本のメディアが陳腐化してし
  まった。ナニが報道に値するのか、印刷に値するのかを見失ってしま
  った。であるなら新聞が売れなくなり、テレヴィが危機に陥るのは自
  然なる帰結だろうと考える。
   そういう意でも、アメリカのジャーナリズムは健在だと意うのだけ
  れど、やはりミッチャム編集長の談ではないが、「一行の見出しと写
  真でニュースを判断してしまう」世の中に至ったなかで、事実とは何
  であるか?。詰まりあらゆる角度からの検証に耐えぬいた事実を確認
  する作業とは、凡そ人の意識状態のものであるから、その意識状態が
  このような状態であると、極めて厳しいものがこのアメリカの健全な
  ジャーナリズムでさへも、と付言して置きたいのだけれども、察する
  に剰りある。しかし、NEW YORKERの読者層は殖えているのだから
  そう諦めることもない。人は高品質な情報を欲しているのは明らかだ
  ろうから。そう思うと、俺もシェルパの気持ちで、高いけれども、募
  金の積もりで来月からの引き落としにも泰然として置こう。
   日本では北朝鮮はメディアの救世主。北朝鮮樣様である。報道もワ
  イドショーも、完全失敗したTBSのワイドショー・ニュースも。俺
  から見ると努力を完全に怠っているように意う。相も変わらない、危
  険、重大、脅威の連続語。がしかし、その危険、重大、脅威といった
  言葉を反復するなかに、ではどうした策なり対応が必要かというと、
  制裁か対話。まぁ出て来る登場人物も大した者たちぢぁなく、出演料
  とか個人的な知り合いかなんかで出されてるらしく、ただダベってい
  るだけ。それはデジタル上でもまったく同じなのだけれども。
   俺だったら、ル・モンドだったらル・モンド、シンジケートである
  パキスタン、イラン、ベネゼェラなどの専門家に違う視点から見た、
  こうした情況であるとか、そういう切り込み方をするけれど、そうし
  たこともない。分析する力が終始に偏って硬直化してしまっている。
  「まぁそんなもんだろう」的な悪癖が蔓延って久しいし、それにがん
  じがらめだ。自分たちの給料が削られるとなると高い分析力とか闘争
  心を漲らせる───。これぢぁ本末顛倒なのだ。だから俺的提案は、
  新聞なら新聞、テレヴィならテレヴィは、もう正社員制をそれこそ廃
  止して、経営部門を除けば全員個人契約(フリー契約)にした方が可
  いとさへ意う。契約記者の質の高さによっては正社員化する。それぐ
  らいしないで「困った、困った」ぢぁ話にもならないだろう。そうい
  う時が間もなく来るとしたら、今のジャーナリズムの危機もまんざら
  捨てたものではないとも意う。

   それにしてもやっぱり高いかぁ───。-:-;;

                          - 了 -

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