Tuesday, June 30, 2009

人而無儀、不死何爲



   昨日の診察で、心的腰痛と診断された。まぁ精確を期すと、そうし
  た診断はしないのだけれども(外科的な原因はないから=心的だろう
  という診断)、まぁ、とにかくストレスを回避するように───との
  なんとも頼り投げなものだった。とは云っても、「もしや癌」とか色
  色考えてもいたから、胸を撫で下ろしては居る。
   そして昨日は、もう一つ、語らなかったが、あの融資夫婦の開業す
  る焼肉レストラン(「東□カルビ」という名らしい)のプレ・ダイニ
  ング(招待試食会)の日だったようだ。此の夫婦とその後背に控える
  某宗教団体との経緯は、過去の日記に委しく記録されているけれども、
  前日までに思念していたのは、寝返りが誰なのか、その人数を攫むこ
  とだった。自分の身は自分で護る───。これはアメリカンの生きる
  大原則で存る。内部にエージェントの連絡網が存るから、今晩にでも
  も、その全貌は判明すると意う。そして、時季を見計らって、クーデ
  タの蹶起日を定めなくてはならない。勿論、首謀者は俺。
   内部で働く人びとが我が家へ連絡を寄越し始めたのが先月。牛馬の
  ように酷使され、日頃の感謝のことばも一切ないというこの夫婦への
  反目は、予想以上に高く、また連絡を寄越す人びとも、人柄としても
  給料などは二の次で、お店の為に一生懸命に働いている人びとである
  から、この際、蹶起に参加する人びとの、後の就職先は、俺が一切引
  き享けることにし、一昨日まで、受け入れ先と水面下で折衝していた
  のだった。それも腰痛の原因の一つだったように意う。

          相鼠有皮、人而無儀、不死何爲

   詩経の一節で、どんな鼠を見ても、ちゃんと鼠としての皮があるで
  はないか。人には人としての礼儀・威儀がなくてはなるまい。人とし
  ての威儀がないくらいなら、そんな人は死んだ方がよろしい。

   自分にも言い聞かせなければならないのは当然なのだが、あれだけ
  の協力そして助力を惜しまなかった俺なり悪友なりに、仮令、敵対す
  るにしろ、不和であるにせよ、招待状などは勿論不要だが、「お陰さ
  まで□月□日に開店の運びとなりました」の一筆くらいは、第三者を
  介しても爲すべき礼としてあるべきではないかと意う。それが大人な
  んではないか。日本ではどうか判らないけれども、俺はそうのように
  意う。月に$4000を以て、助け、母親の面倒を看、経営からメニ
  ューまで相談に乗り、はては国際たこやき旅団まで投入して、危機の
  経営の最大支援者として、憎まれ役を引き受け───。感謝しろとは
  希はないしそんなものを享ける積もりもさらさら亡いが、こうした人
  を人と思わぬ夫婦の所業は、先の従業員の総反目の動きと符号するも
  のだと意う。

   蹶起の数にもよるけれども、一等欠かせない人物が既に、呼応して
  いるというか、自ら蹶起に同意しているから、それだけでも、開店の
  第一歩で、甚大な打撃を加えることが出来よう。まさに「桶狭間の一
  戰」だ。蹶起の際は「俺の名前を出しなさい」と伝達してあるから、
  開戦の宣戦手交も万端。なぜ敢て宣戦布告をするか───それは、あ
  の夫婦の親。詰まり名義上の社主である、母親からの、脅迫メールを
  世に知らしめる必要があるからであって、紳士的に秘すれば、あちら
  の思う壷であるからだ。一切を公表すれば、「地獄へ堕ちなさい」な
  る、某宗教団体のおぞましさを白昼化、視認化することが出来ようと
  云うものだ。
   好都合な事に、昨日は我が国産牛肉の細菌発生と回収の報が明らか
  にされ、スーパーからは当該の肉の回収も確認済み。人心への影響か
  らも、当分は焼肉なるものは避けると送像すれば、彼等は出鼻をもう
  挫かれているから、第二撃。源田実氏のハワイ策戦での、南雲長官へ
  の意見具申に存る、

          「攻撃ニハ反復ガ必要デアル」

   とだとすれば、第二撃、そして第三撃を準備しなければならない。
  ましてや、彼等は自らの弁明めいたものを、あちらおちらでフレーム
  ・アップしている情報が達しているから、それではこちらが殺られて
  しまう。これも俺の因果な人生なのだと意う。
   そしてまた厄介な問題は、その牛肉細菌の余波。今週土曜のバーベ
  キュー・パーティーの中止を進言する人びとが現れた。万が一のこと
  を憂へての進言だと意うが、もう準備は始まっている。どうすべきか
  、直前で中止すべきか、それとも、急遽、まったく違うパーティーに
  宗旨替えすべきか、きょうか明日中には判断しなくてはならないこと
  になった。

   日々是決断。
   いや、疲れる。

                            - 了 -

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